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電子レンジはなぜ食べ物を温められる? 水分子とマイクロ波の仕組み

電子レンジに食べ物を入れて、ボタンを押すと…
“チン” とともに、温まります。

普段、何気なく使っている電子レンジ。
中身を見ても、火もなければヒーターもありません。
では、何が食べ物を温めているのでしょうか?

今回は
“電子レンジの仕組み“
について見ていきましょう!

どうやって熱は生まれるのか?

まずは鉄の球で考えてみましょう!

箱の中に、
たくさんの鉄球を入れます。
そして、
箱を激しく振ってみる。

すると、
鉄球どうしが何度もぶつかります。

複数回繰り返すと、箱の中には熱が生まれます。
つまり、
中にあるものを激しく動かせば、熱を生み出せる。

では、
これを水でもできないでしょうか?

電子レンジの仕組み

電子レンジでは、
食べ物の中にある水を利用して、温めています。

では、
水も鉄球のようにシェイクすることで温めれるのでしょうか?

答えはNoです。
水を激しく動かしても、水全体が動くだけでは、効率よく温めることはできません。
(スムージーを作るときにあったかくなると困りますもんね)

では、
どうすればいいのでしょうか?

水をものすごく小さく見ていくと、たくさんの水分子(H2O)からできています。

ならば、
水そのものを動かすのではなく、

水分子を激しく動かせばいい。

では
目に見えない水分子をどのように激しく動かすのでしょうか?

どのように水を温めるのか?

水は目には見えない小さな水分子は少し+になった側と少しマイナスになった側があります。
つまり、水分子は電気的な「向き」があります。

そのため、
電場(電気の場)をかけると、
水分子はその方向を向こうとします。

電場の向きを反対にすると?
水分子も、
反対を向こうとします。

右。左。
右。左。

電場の向きを高速で切り替えると、水分子の向きを何度も変えられます。
これは鉄球の動きと同じ!
この動きが激しくなると、鉄球と同じように熱が生まれます。
その熱が水を経由して食べ物全体を温めていきます。

これが
電子レンジが食べ物を温める仕組みです!

コラム|電磁波

先ほど述べた電場を右左で高速で切り替える技術のこと、マイクロ波という電磁波を照射することで実現できます。
マイクロ波は電場と磁場と交互に変える交流の一種です。


これは通信を行っているwifiと同じ電磁波の一種です。そのため、電子レンジ付近で形態を触ると通信が遮断されることがあります。
これは電磁波の波どうしが海の波のように重なり合って、消えることで起きています!

まとめ|電子レンジの仕組み

電子レンジは、火を使って食べ物を温めているわけではありません。

使っているのは、マイクロ波という電磁波です。

マイクロ波によって、電場を交互に動かし、水分子を動かし、熱を生み出しています。

電磁波

↓

水分子が動く

↓

熱が生まれる

↓

食べ物が温まる

これが、

電子レンジが食べ物を温める仕組みです。

参考文献・もっと知りたい方へ

  • FDA「Microwave Ovens」
    電子レンジが食品内の水分子に作用し、食べ物を温める仕組みを紹介しています。(英語)
  • NASA「Anatomy of an Electromagnetic Wave」
    電場と磁場、波長と周波数など、電磁波の基本を図とともに学べます。(英語)
  • OpenStax「14.1 Heat」
    物体を動かす仕事と温度上昇の関係を解説。水をかき混ぜて温度を上げるジュールの実験も紹介しています。(英語)
  • Cisco「Wireless RF Reference Guide」
    Wi-Fiの周波数帯や、電子レンジなどによる電波干渉を詳しく説明しています。(英語・発展)

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