考え方
3組の辺の比、2組の辺の比とその間の角、2組の角のいずれかを使って相似を判断します。
2組の角がそれぞれ等しい
合同では対応する辺の長さが等しい必要がありますが、相似では辺の比が一定なら構いません。必要な条件がそろったことを具体的に述べます。
解き方・考え方
1. 3組の辺の比・2辺の比とその間の角・2組の角から使える条件を選ぶ
2. 対応の順に比や角を書き並べる
3. 比を約分して一致を確認
4. 条件名を添えて相似を結論づける
例題と途中の考え方
【例】3辺が4、6、8の三角形と6、9、12の三角形を比べる。
① 短い順に対応させると4:6=6:9=8:12=2:3。
② 3組の辺の比がすべて等しいので相似。
【別の条件】2辺の比が等しくても、等しい角がその2辺の間でなければ、この条件では相似といえない。
③ 2組の角が等しければ、内角の和180°より残る角も等しくなる。
自分で確かめる
確認 1|総合・証明
△ABCでDをAB上、EをAC上にとり DE∥BC とする。△ADE∽△ABC を証明しなさい。
位置関係を示す模式図です。長さ・角度は問題文の条件を使います。
解答・解説
2組の角がそれぞれ等しいので相似。
∠DAE=∠BAC は共通。平行線の同位角から ∠ADE=∠ABC。よって2組の角がそれぞれ等しく、△ADE∽△ABC。
確認 2|総合・証明
△ABCで AB=6、AC=9。辺AB上のD、辺AC上のEが AD=4、AE=6 を満たす。DE∥BC を証明しなさい。
位置関係を示す模式図です。長さ・角度は問題文の条件を使います。
解答・解説
△ADE∽△ABC から同位角が等しく、DE∥BC。
AD:AB=4:6=2:3、AE:AC=6:9=2:3、∠DAE=∠BAC。2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しいので相似。∠ADE=∠ABC から平行。
確かめ方・間違えやすいところ
相似条件は「2組の辺と1つの角」では不十分。「その間の角」を必ず確認します。