考え方
直角三角形では、直角をはさむ2辺の平方の和が斜辺の平方に等しくなります。斜辺は直角の向かいの辺です。
a²+b²=c²
三平方の定理は直角三角形だけに使える関係です。3辺を単純に足すのでなく、各辺を一辺とする正方形の面積を考えると、平方の和という意味が見えてきます。
解き方・考え方
1. 直角の位置を確認
2. 向かいの斜辺をcとする
3. a²+b²=c²へ代入
4. 長さは正なので正の平方根を選ぶ
例題と途中の考え方
【例】直角をはさむ辺が5cmと12cm。
① 斜辺をc cmとするとc²=5²+12²。
② c²=25+144=169。
③ c=13cm。斜辺はどちらの辺より長いので大きさも妥当。
【逆算】斜辺13cmと一辺5cmが既知なら、残る辺は√(13²-5²)=12cm。
自分で確かめる
確認 1|斜辺の長さ
直角三角形ABCで ∠C=90°、AC=3cm、BC=4cm。ABを求めなさい。
位置関係を示す模式図です。長さ・角度は問題文の条件を使います。
解答・解説
5cm
AB²=AC²+BC²=9+16=25。長さなので正の平方根をとる。
確認 2|残りの辺
直角三角形ABCで ∠C=90°、AB=13cm、AC=5cm。BCを求めなさい。
位置関係を示す模式図です。長さ・角度は問題文の条件を使います。
解答・解説
12cm
BC²=AB²-AC²=169-25=144。
確かめ方・間違えやすいところ
斜辺を求めるときは平方を足し、ほかの辺なら斜辺の平方から引きます。5+12=17と長さを足してはいけません。