中学数学 / 平面図形 / 授業

図形の移動

1. 図形の移動

ずらす・裏返す・回すという操作を、対応する頂点で追いかけます。図形の大きさや形は変えず、位置や向きを変えます。

平行移動は全点を同方向・同距離だけ移す。対称移動では軸が対応する2点の線分を垂直二等分する。回転移動は中心からの距離を保ち、同じ向きに同じ角度回す。

2. 解き方・考え方

① 対応する頂点を1つ決める。
② 平行移動は矢印、対称移動は垂線、回転移動は中心と円弧で考える。
③ 残りの頂点にも同じ操作を行う。

3. 例題

点A(−2,1)を右へ5、下へ3だけ平行移動した点と、Aをy軸で対称移動した点を求めなさい。

解答・解説

平行移動は(−2+5,1−3)=(3,−2)。y軸での対称移動は左右が逆なので(2,1)です。y軸からの距離2は変わりません。

4. 自分で確かめる

点(3,1)を原点中心に反時計回り90°回転した点は?

確認問題の解答

(−1,3)。右向きの成分3が上向きに、上向きの成分1が左向きになります。

間違えやすいところ

回転の中心・向き・角度を必ずセットで読むこと。対称移動では軸へ斜めに測った距離を使いません。

もう一歩理解する|移動で変わるもの・変わらないもの

平行移動・回転移動・対称移動では、図形の辺の長さや角の大きさは変わりません。移動後の頂点を一つずつ決めれば図形全体を作れます。

基本事項

平行移動は同じ向き・同じ距離。回転は同じ中心・同じ角。対称移動は軸が対応点を結ぶ線分の垂直二等分線。

解き方・考え方

1. 移動の種類を確認

2. 頂点ごとに条件を適用

3. 対応する順番に結ぶ

4. 辺の長さと角を確認

例題と解き方

点A(1,2)を右へ3、下へ4だけ平行移動した後、x軸について対称移動する。

① 平行移動後は(1+3,2-4)=(4,-2)。

② x軸に対してはx座標は変わらず、y座標の符号が逆。

③ 最終位置は(4,2)。

④ 軸からの距離は移動前後とも2。

自分で確かめる

点(-3,5)をy軸について対称移動すると?

解答・確かめ方

(3,5)。y軸から左右の距離が3で等しい。

間違えやすいところ

移動の順序が指定されているときは、その順に1段階ずつ行います。