中3数学 / 標本調査

全数調査と標本調査

考え方

全体を調べるのが全数調査、一部を取り出して全体を推定するのが標本調査です。費用や時間、目的に応じて選びます。

全体を調べる/一部から推定する

全員を調べれば個々の値が分かりますが、時間・費用がかかったり、商品を壊してしまったりします。一部から全体を見積もる目的なら標本調査が役立ちます。

解き方・考え方

1. 調査の目的を明確にする

2. 全員の情報が必要かを判断

3. 全数を調べる負担や破壊の有無を確認

4. 標本調査なら偏りの少ない抽出方法を選ぶ

例題と途中の考え方

【例1】学級の出欠は一人ひとりの確認が目的なので全数調査。

【例2】電球の寿命を全製品で調べると売れなくなるので、標本調査が適する。

【例3】工場の5000個の製品から200個を無作為に検査するのは標本調査。

標本の結果は全体の推測に使えるが、未検査の各製品が良品かどうかまで確定するものではない。

自分で確かめる

確認 1|調査方法の区別

生徒500人全員の身長を測った。これは全数調査か、標本調査か。

解答・解説

全数調査

対象の500人全員を調べている。

確認 2|調査方法の区別

学級35人の出欠を確認したい。標本調査でよいか。

解答・解説

全員を調べる必要がある。

出欠は一人ひとりの状態の確認が目的。一部から全員の出欠を推測することはできない。

確かめ方・間違えやすいところ

標本調査は単に人数が少ない調査ではありません。一部を調べ、対象全体の性質を推測する目的があります。