中3数学 / 円の性質

同じ弧に対する円周角

考え方

同じ弧を見込む円周角どうしは等しくなります。図では同じ弧に対応する2本の弦をたどります。

∠APB=∠AQB(同じ弧ABに対する角)

円周角の頂点が違っても、同じ弧を見込むなら中心角の半分という値は共通です。この性質で、離れた場所の角を移して考えられます。

解き方・考え方

1. 角の両端A、Bを特定

2. もう一つの角も同じ弧ABを見込むか確認

3. 等しい角として図に印を付ける

4. 内角の和や二等辺三角形と組み合わせる

例題と途中の考え方

【例】P、Qが弦ABの同じ側の円周上にあり、∠APB=42°。

① PもQも、反対側にある同じ弧ABを見込む。

② したがって∠AQB=42°。

③ 中心角を経由すれば84°の半分と考えてもよい。

④ PとQが弦の反対側なら見込む弧が違い、2つの角の和が180°になる。

自分で確かめる

確認 1|同じ弧の円周角

A、B、P、Qが円周上にあり、PとQは弦ABの同じ側にある。∠APB=28° のとき ∠AQB を求めなさい。

解答・解説

28°

同じ弧ABに対する円周角は等しい。

確認 2|直径に対する円周角

ABを直径とする円周上にCがあり、∠CAB=25° である。∠ACB と ∠ABC を求めなさい。

問題の位置関係を示す模式図
位置関係を示す模式図です。長さ・角度は問題文の条件を使います。
解答・解説

∠ACB=90°、∠ABC=65°

直径に対する円周角は90°。三角形の内角の和180°から残りの角を出す。

確かめ方・間違えやすいところ

同じ円の中にある角すべてが等しいわけではありません。同じ弧を見込むという条件を根拠として書きます。