中学数学 / 方程式 / 授業

方程式の文章題

1. 方程式の文章題の考え方

方程式の文章題では、文章から数量の関係を読み取り、方程式をつくります。

考え方としては、
文章題 =「何を x にするか」と「何と何が等しいか」を見つける問題です。

具体例で理解する

例:1冊270円のノートを何冊か買い、180円のファイルと合わせて1530円でした。ノートは何冊買ったでしょう。

① 求めたいもの・わからないものを x とおく
ノートの冊数を x 冊とする。

② 単位を手がかりに、同じ種類の量を見つける
ノートの代金、ファイルの代金、合計金額はすべて「円」で表されます。

③ 同じ量を表す式を「=」で結ぶ
270x + 180 = 1530

④ 方程式を解く
270x + 180 = 1530
⇒ 270x = 1350
⇒ x = 5

⑤ 求めた答えが問題に合っているか確認する(検算)
1350円 + 180円 = 1530円

答え ノート5冊

2. 文章を数式に変える(最重要)

文章題で一番つまずきやすいのは、文章に書かれた数量の関係を数式に変えることです。

方程式ができてしまえば、あとはこれまで学んだ方法で解くことができます。

文章題の最大の壁 : 文章 → 数式

文章を数式に変えるのが苦手な方は以下の3stepで式を作ってみてください。

STEP 1 日本語で等しい関係をつくる
STEP 2 それぞれの量を式にする
STEP 3 日本語の等式を数式に置き換える

具体例で理解する

例:1冊270円のノートを何冊か買い、180円のファイルと合わせて1530円でした。ノートは何冊買ったでしょう。

ノートの冊数を x 冊とします。

STEP 1 日本語で等しい関係をつくる

ノートの代金 + ファイルの代金 = 合計金額

STEP 2 それぞれの量を式にする

ノートの代金 = x冊 × 270円/冊 = 270x円
ファイルの代金 = 180円
合計金額 = 1530円

STEP 3 日本語の等式を数式に置き換える

ノートの代金 + ファイルの代金 = 合計金額

270x + 180 = 1530

これで方程式の完成です。

3. 基本問題

方程式の文章題では、基本的に以下の4つのパターンがよく出題されます。

代金・個数の問題

クッキーを6個買い、150円の箱に入れてもらいました。2000円を出したところ、おつりは410円でした。クッキー1個の値段を求めよ。

解答・解説

クッキー1個の値段を x 円とする。

クッキー6個の代金 6x 円
クッキー6個と箱の代金 6x + 150 円

代金の関係は、
2000円 −(クッキー6個と箱の代金)= おつり410円
となる。

したがって、方程式は
2000 − (6x + 150) = 410

2000 − 6x − 150 = 410
−6x = 410 − 2000 + 150
−6x = −1440
x = 240

答え 240円

過不足の問題

何人かの生徒に鉛筆を同じ本数ずつ配ります。1人に5本ずつ配ると7本余り、7本ずつ配ると9本足りません。生徒の人数を求めよ。

解答・解説

生徒の人数を x 人とする。

1人に5本ずつ配ると7本余るので、鉛筆の本数は、
5x + 7 本

1人に7本ずつ配ると9本足りないので、鉛筆の本数は、
7x − 9 本

どちらも同じ鉛筆の本数を表しているので、
5x + 7 = 7x − 9

5x − 7x = −9 − 7
−2x = −16
x = 8

答え 8人

速さ・時間・道のりの問題

妹が家を出発し、毎分50mで歩き始めました。その8分後に兄が同じ道を毎分90mで追いかけました。兄が出発してから妹に追いつくまでの時間を求めよ。

解答・解説

兄が出発してから妹に追いつくまでの時間を x 分とする。

妹は兄より8分早く出発しているので、

妹が歩いた時間 = x + 8 分
兄が歩いた時間 = x 分

道のり = 速さ × 時間 より、

妹が進んだ道のり = 50(x + 8)m
兄が進んだ道のり = 90x m

追いついたとき、2人が進んだ道のりは等しいので、

50(x + 8) = 90x

50x + 400 = 90x
50x − 90x = −400
−40x = −400
x = 10

答え 10分後

割合の問題

ある商品を20%引きで買ったところ、代金は2400円でした。
この商品のもとの値段を求めよ。

割合とは?百分率とは?

割合とは、全体を1としたとき、一部がどれくらいあるかを表した数です。

割合 = 一部 ÷ 全体

例えば、全体100人のうち20人なら、

20 ÷ 100 = 0.2

この 0.2 が割合です。

百分率とは、割合を%で表したものです。

0.2 = 20%
0.8 = 80%

割引とは、もとの値段から何%分だけ安くなることです。

例えば、1000円の品物が20%引きなら、20%分安くなるので、

20% = 0.2
1000 × 0.2 = 200

つまり、200円引きです。

支払う金額は
1000 − 200 = 800円

したがって、20%引き = もとの値段の80%を払うと考えることもできます。

※ 教科書では「一部」を比べる量、「全体」をもとにする量と表します。

解答・解説

20%引きなので、支払う金額はもとの値段の
100% − 20% = 80%

80%を割合に直すと、
80% = 0.8

もとの値段を x 円とすると、
2400 = 0.8x

0.8x = 2400
x = 3000

答え 3000円